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予防歯科とは?正しいケアで虫歯と歯周病を予防しよう!|町田市の歯医者|タカムラ歯科医院

予防歯科とは?正しいケアで虫歯と歯周病を予防しよう!

こんにちは。

東京都町田市の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。

今回は「予防歯科」についてお話しします。

「予防歯科」とは、虫歯や歯周病を予防するために定期的に歯科医院に通院して、検診や歯石除去を行うこと、また、常日頃から正しいケアをして、ご自身で虫歯や歯周病を予防することも、大切な「予防歯科」です。

この記事では、予防歯科に通う理想的な頻度と正しいセルフケアの方法についてご紹介します。


・歯磨きで落としきれなかった汚れは歯科医院で落とす
毎日歯磨きをして、さらにデンタルフロスや歯間ブラシを活用していても、100%歯垢を落とすことは難しいです。そして時間の経過とともに、歯垢は歯石となり、やがて歯周病や虫歯につながってしまいます。

虫歯や歯周病を防ぐために、「予防歯科」として歯科医院での定期検診や歯石の除去を行ってもらうことが大切です。

虫歯になりやすかったり、口臭が気になるといった口腔内に不安がある方は1〜3ヶ月に1回、ご自分のお口に問題がないと思っている方も、半年に1回のペースで予防歯科に通うことをおすすめします。

また、歯科医院では歯垢や歯石を取り除くだけではなく、正しい歯磨きについても指導してもらえるので、日々のケアをより効果的に行うことができます。


・自分で正しく歯磨きするためのポイント
定期的に歯科医院に通って虫歯や歯周病のチェックをするだけでなく、普段の生活の中で正しくセルフケアをすることも、予防歯科にとっては非常に大切です。

ここでは正しい歯磨きのポイントを3つご紹介します。
虫歯を予防することができる「直角磨き」

直角磨きとは歯ブラシの毛先を歯の面に対して直角にあてて前後に細かく優しく動かす磨き方です。「細かく優しく」動かすことがポイントで、大きく強い力で動かしてしまうと毛先が寝てしまって汚れが取りきれなくなるだけでなく、ご自身で歯を削っていってしまうので気をつけましょう。

1つの歯で20回動かし、終わったら次の歯に移ってください。
歯周病を予防することができる「ななめ磨き」

ななめ磨きは、歯と歯茎の間にある歯周ポケットをきれいにするために最適な磨き方です。ペンを持つように歯ブラシを握って、毛先を歯と歯茎の境に対して45度の角度にあてながら歯ブラシを前後に動かしましょう。

ポイントは2つあります。

まずは力を入れすぎないことです。強い力で磨くと歯茎を傷つけてしまう恐れがあるので、気をつけてください。そして歯ブラシの毛先が歯と歯茎の間から離れないようにすることです。
就寝前に効果的な「ていねい磨き」

1日に複数回短時間で磨くよりも、1日1回15分ほどじっくりと磨いたほうが虫歯や歯周病予防につながると言われています。

睡眠中は唾液の分泌量が減少して細菌が増殖しやすくなるため、就寝前に時間をかけて丁寧に歯磨きをして口内環境を整えましょう。


・歯ブラシ以外の道具を使用する
歯ブラシだけで歯を磨いた場合は65%程度しか歯垢を落とすことができず、汚れを落としきることができません。デンタルフロスや歯間ブラシといった道具を歯ブラシと合わせて使用することで、80%程度の歯垢を落とせるとも言われています。

ここではデンタルフロスと歯間ブラシの使い方についてご紹介します。
デンタルフロス

デンタルフロスは指巻きタイプと持ち手付きのタイプがあります。

指巻きタイプの場合は40センチほどの長さで切り、フロスの片側を左手の中指に2〜3回ずつ巻きつけてください。その後、両手の間隔が10〜15センチほどになるように、もう一方のフロスの端を右手の中指に巻きつけます。両手の親指と人差し指でつまんで糸をピンと張れば準備完了です。

いずれのタイプであっても、フロスを歯と歯の間に入れてノコギリを動かすように前後左右にゆっくりと動かしましょう。歯ブラシで取りきることができなかった歯垢を除去できます。
歯間ブラシ

歯間ブラシの形状はI字型とL字型、ブラシの材質はワイヤー製とゴム製ものがありますので、歯間のサイズに合わせて選んでください。ご自分に合ったタイプがわからない場合は、定期検診の際にドクターや歯科衛生士に質問してみましょう。

I字型の場合は、歯間ブラシのプラスチック部分からブラシから折り曲げて使うことで、使いやすくなります。

三角スポット(歯と歯の間にある大きな隙間)に斜め下からブラシを差し込みます。前後に4〜5回動かして、歯垢や食べかすを取り除きます。この時、歯茎を強く擦ったり、歯茎を刺すように入れたり動かさないよう気をつけましょう。

歯の外側だけでなく、内側からも行うとさらに効果的なので、実践してみてください。

・まとめ
今回は予防歯科の大切さ、予防歯科に通院する頻度や正しいセルフケアについてご紹介しました。

歯が痛くなったり、トラブルが起きてから歯科医院に行くのではなく、歯の健康を守るために歯科医院に行くという意識をもっていただけるといいなと思います。

この記事が予防歯科を実践するきっかけになれば幸いです。