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小児歯科に通いたいのですが、何歳くらいから通えば良いのでしょうか?|町田市の歯医者|タカムラ歯科医院

小児歯科に通いたいのですが、何歳くらいから通えば良いのでしょうか?

東京都町田市の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。
今回のテーマは「小児歯科の年齢と虫歯予防」です。
小児歯科に子供を通わせたい時、親が悩むことの一つは年齢でしょう。

確かに、小児歯科という点で子供の歯科治療に対応していることは分かりますが、
ただその年齢が明確に示されていないため、何歳から通えるのか判断しづらいかもしれません。
そこで、ここでは小児歯科に通い始めた方が良い年齢について説明します。



一般的な目安は1歳半

小児歯科に通い始める年齢は、一般的に1歳半を目安にするケースが多いですね。
「1歳」ではなく「半」と付け加えている点で中途半端に思えますが、これには歯科健診が関係してきます。
子供は生後6ヶ月くらいになると乳歯が生え始め、1歳半から3歳くらいまでに全ての乳歯が生えそろうのです。

ですから、1歳半健診の時には歯の健康状態を診断するようになっており、
この時フッ素塗布を行わない場合は小児歯科に行って行わなければなりません。
そして、一般的にはそれをきっかけに小児歯科に通うようになるケースが多いのです。
小児歯科の年齢の上限

小児歯科に通い始める年齢で悩む人が多い一方で、年齢の上限でもまた悩む人が多いですね。
これについてお答えすると、小児歯科に明確な年齢制限はないのですが、
一般的には「永久歯が生えそろう年齢までが対象」とされています。

「永久歯が生えそろう=大人の歯が完成する」ということになりますから、
小児歯科の年齢の上限はおおよそ中学生くらいまでと捉えておけて良いでしょう。
中には「15歳」や「18歳」など年齢の上限を告知している歯科医院もありますが、明確な基準はありません。
小児歯科に対する不安

小さな子供を初めて小児歯科に連れていく時には、様々な不安があると思います。そこで、親が不安に思うことの多い点とそれに対する回答をまとめます。
オムツでも大丈夫?

小児歯科の多くは、授乳室やオムツ替えの設備が設けられており、オムツでも全く問題ありません。
ただ、全ての小児歯科でこうした設備が整っているとは断言できないため、
通院前に連絡してその点を確認しておくのが確実です。
子供が怖がらない?

歯科医院は子供にとって恐怖の対象でもありますから、確かに最初は怖がってしまうかもしれません。
ただ、小児歯科はそんな子供の気持ちに配慮しており、むしろ楽しさを感じる場所になっているのです。
充実したキッズスペース、治療後のガチャガチャのサービスなど、様々な工夫が取り込まれています。
子供に治療を理解させられる?

あまりに小さな子供の場合は、確かに子供本人が治療を完全に理解するのは難しいでしょう。
このため、多くの小児歯科では子供が治療を受ける姿を親が待合室から確認できる作りになっており、
歯科医が何らかの指導を行う場合は当然親もその場に来てもらった上で説明します。
小児歯科の予防治療

小児歯科では、虫歯を治すことよりも予防することを大切に考えており、
そのため次の予防治療を中心に行っています。
フッ素塗布

歯磨き粉に配合されているものよりも、より濃度の高いフッ素を塗布します。
フッ素の効果で歯は丈夫で頑丈になり、虫歯菌の出す酸によって容易に歯が溶かされることがなくなります。
塗布して一定の時間は飲食できないため、来院のタイミングには注意してください。
シーラント

シーラントとは、奥歯の溝を専用のプラスチックで塞ぐ治療です。
これによって溝の深い奥歯に細菌が溜まるのを防げますし、プラスチックは自然に溶けていきます。
奥歯は子供にとって歯磨きしづらい箇所ですから、その対処となる予防治療です。
ブラッシング指導

ブラッシング指導とは、正しい歯の磨き方を子供に学んでもらうための指導です。
最も、子供だけではやはり歯磨きの技術は未熟ですから、
親に向けて正しい仕上げの仕方の指導も行っており、毎日の歯磨きの精度を高められます。
まとめ

いかがでしたか?
最後に、小児歯科の年齢と虫歯予防についてまとめます。

1. 一般的な目安は1歳半 :1歳半健診での歯科健診をきっかけに小児歯科に通うケースが多い
2. 小児歯科の年齢の上限 :明確な基準はないが、一般的には永久歯が生えそろう中学生くらいまで
3. 小児歯科に対する不安 :オムツでも問題ない(直接確認するのが確実)など
4. 小児歯科の予防治療 :フッ素塗布、シーラント、ブラッシング指導

これら4つのことから、小児歯科の年齢と虫歯予防について分かります。
まとめると、小児歯科は1歳半頃を目安に通院を考え、年齢の上限は中学生くらいまでと考えれば良いでしょう。
また、小児歯科では虫歯を予防するための治療に力を入れています。

例えば、フッ素塗布やシーラントなど効果的な予防治療を受けられますし、
特に子供は虫歯を自覚できないため、小児歯科には定期的に通うことをおすすめします。
もちろん、歯並びなど子供の歯に関する相談も受け付けていますよ。