町田の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。

6月11日に第35回日本顎咬合学会で学会発表を行いました。
総入れ歯がずっと合わなくて食事がきちんととれないことで長年苦しんでらっしゃった患者さんの治療について発表してきました。

今回の治療ではまず、合わない入れ歯で長年生活していたことで咬むための筋肉が衰えてしまい顎がうまく動かせなくなっておりましたのでリハビリ・トレーニング用のパイロットデンチャーという治療用の入れ歯を作り、3ヵ月間患者様に使っていただき咬むための筋肉トレーニングを行いました。

その後、トレーニングが完了して様々な物が咬めるようになったことを確認し、その治療用の入れ歯を利用して最終的な入れ歯を作り上げました。

これにより顎の動きもスムーズになり患者様からは様々な物が食べられるようになったと大変喜んでいただけました。
患者様のご家族からも見た目もきれいになり口元の皺もなくなり若返ったと言っていただけたとのことでした。

この治療法を行える歯科医師は多くはないので今回、学会で発表する次第となりました。