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虫歯と歯周病、予防が難しいのはどちらですか?|町田市の歯医者|タカムラ歯科医院

虫歯と歯周病、予防が難しいのはどちらですか?

東京都町田市の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。
今回のテーマは「虫歯と歯周病の予防」です。
虫歯と歯周病、歯の健康を守るためにはどちらも予防しなければなりません。

しかし、どのような予防方法においても100%予防できるものはなく、
いくらしっかり予防していても発症してしまうことがあります。
では、虫歯と歯周病ではどちらの予防が難しいのでしょうか。

予防方法は同じ

虫歯と歯周病の予防方法は同じですから、虫歯を予防すれば歯周病の予防につながりますし、
歯周病を予防すれば虫歯の予防につながるため、一方の予防だけを考える必要はありません。
ただし、それぞれの病気では原因菌が異なるため、一方だけ発症してしまうこともあるでしょう。

虫歯の予防ができても歯周病が発症してしまうことはありますし、
歯周病の予防ができても虫歯が発症してしまうことがあるのです。
また、虫歯や歯周病の発症のしやすさは人によって異なり、それにはいくつかの要因が挙げられます。

虫歯や歯周病が発症しやすい人

以下の特徴に該当する人は、虫歯や歯周病が発症しやすくなります。

歯並びが悪い人

歯並びが悪い人は歯磨きがしづらく、歯並びが正常な人に比べて磨き残しが多くなります。
磨き残しが多ければ、口の中の細菌の綺麗に除去しきれないため、虫歯や歯周病が発症しやすくなります。

口呼吸をする人

口呼吸をすると乾燥した空気が口の中に取り込まれ、唾液が蒸発してしまいます。
唾液は細菌を流す役割を担っているため、唾液が蒸発すれば細菌が長時間停滞することになります。

疲労やストレスが溜まっている人

疲労やストレスが蓄積すると、身体の免疫力が低下します。
そうなると細菌に感染しやすくなり、虫歯菌・歯周病菌にも感染しやすくなります。

虫歯と歯周病はどちらが怖い

虫歯と歯周病の怖さを比較した場合、おそらく多くの人は虫歯の方が怖いと考えるでしょう。
これは、虫歯には歯の痛みという辛い症状が起こるのが理由であり、
発症しても痛みを感じない歯周病に比べて、虫歯の方が怖いと考える人が多いのです。

しかし、痛みを感じないのが歯周病の怖さであり、なぜなら病気の発症を自覚しづらいからです。
目立った自覚症状がないことで、歯周病が発症しても気づけず、いつの間にか進行してしまいます。
そのため、歯周病も怖い病気であることに間違いはなく、虫歯と歯周病はどちらも歯を失う怖い病気です。

虫歯と歯周病の予防方法

虫歯と歯周病の予防方法は同じであり、次の3つを実践することがどちらの予防にもつながります。

精度の高い歯磨き

歯磨きでプラークを除去するのは、虫歯や歯周病を予防するための基本です。
とはいえ、ブラッシングだけでは磨ける箇所に限界がありますから、
より多くのプラークを除去するためにはデンタルフロスや歯間ブラシを使って磨きましょう。

生活習慣の改善

虫歯の場合、食生活を見直して改善することで予防効果が高まります。
例えば、間食をなくす・糖の摂取を控えることで歯の脱灰を大幅に防ぐことができるでしょう。
また、疲労やストレスの解消をすれば歯周病菌に感染するリスクも減少します。

定期検診の受診

歯科医院で定期検診を受診すれば、正しい歯の磨き方の指導や生活習慣改善のアドバイスを受けられます。
また、口の中の健康状態を確認することで虫歯や歯周病の有無が分かるため、
例え虫歯や歯周病が発症しても重症化する前に発見して治療することが可能です。

虫歯と歯周病の意外な予防方法

上記で説明した予防方法は、きちんと虫歯や歯周病を予防している人なら誰もが実践していることでしょう。
そこで、虫歯や歯周病を予防できる意外な予防方法についても紹介します。

適度な水分補給

身体の水分が不足すると唾液の分泌が抑制されてしまうため、適度に水分補給してください。
そうすれば、唾液の分泌が正常になって「細菌を流す」という唾液の働きも充分に発揮されます。

矯正治療

費用が高額なのでお手軽とはいえませんが、矯正治療も虫歯や歯周病の予防につながります。
歯並び・噛み合わせが正常になれば歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病をより予防しやすくなるでしょう。

よく噛んで食べる

食事の時、よく噛んで食べると唾液の分泌が促され、細菌が流れやすくなります。
よく噛んで食べることは、食べ物が喉に詰まるのを防ぐだけでなく、虫歯や歯周病の予防にもつながります。

まとめ

いかがでしたか?
最後に、虫歯と歯周病の予防についてまとめます。

1. 予防方法は同じ :虫歯と歯周病では原因菌は異なるものの、予防方法は同じ
2. 虫歯や歯周病が発症しやすい人 :歯並びが悪い人、口呼吸をする人、疲労やストレスが溜まっている人
3. 虫歯と歯周病はどちらが怖い :どちらも最終的に歯を失う怖い病気
4. 虫歯と歯周病の予防方法 :精度の高い歯磨き、生活習慣の改善、定期検診の受診
5. 虫歯と歯周病の意外な予防方法 :適度な水分補給、矯正治療、よく噛んで食べる

これら5つのことから、虫歯と歯周病の予防について分かります。
若い人の場合、歯周病は無縁だと思うかもしれませんが、歯周病は若い人でも発症する病気です。
初期段階の歯周病に相当する歯肉炎は、小学生の子供でも発症しますし、
今回お伝えした虫歯と歯周病の予防の解説は、全ての人に関係してくるお話です。