東京都町田市の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。
今回のテーマは「小児歯科の選び方」です。
病気の治療は、腕が良く信頼できる医師の元で受けたいと思うのが当然の心理でしょう。
これは歯科においても例外ではないですし、子どもの治療となれば尚更です。
そこで、ここでは小児歯科を選ぶ時のポイントを解説します。
どの小児歯科に行けば良いのか分からないという人は、ぜひ参考にしてくださいね。
日本の歯科医師法では、歯科医師免許を所持している医師なら全ての歯科医療を行えるため、
例えば矯正を得意とする医師でも小児歯科の治療を行うことができます。
そのため、不慣れな医師が小児歯科の治療を行うケースも考えられなくないのです。
そこで、小児歯科を選ぶ時には小児歯科専門医のいる歯科医院を探すのが確実でしょう。
…このように、日本小児歯科学会の専門医に認定される条件は厳しくなっているため、
小児歯科専門医の資格を持つ医師なら、確実に小児歯科の治療技術に長けていると判断できるのです。
親にとってある意味一番の難題は、子どもを歯科医院に連れていくことでしょう。
というのも、歯科医院は子どもにとって恐怖の対象でもあり、
内科に比べて子どもを通院させるのは一苦労だからです。
そこで、院内の内装に注目して子ども好みになっているかを確認しましょう。
…良い意味で、歯科医院らしくないのが小児歯科の理想であり、
楽しさを感じられる内装の小児歯科なら、子どもも嫌がらずに通院してくれるでしょう。
子どもの歯科治療の場合、親は自分が治療を受けるわけではないため、
症状や治療計画などにおいて分かりづらい部分あると思います。
そのため、医師の説明の分かりやすさも小児歯科を選ぶ時の大切なポイントです。
例えば、専門用語を並べる医師ではいくら対応が良くても分かりづらく、親も不安になってしまいます。
一方、丁寧に分かりやすく説明してくれる医師なら、親も安心して治療を任せることができるでしょう。
その意味では、親ともしっかりコミュニケーションをとる医師が望ましいですね。
子どもの場合、虫歯を治す以上に大切なのが虫歯を予防することです。
そのため、予防治療に力を入れているかどうかも小児歯科を選ぶ時のポイントで、
ただ症状を治すだけの小児歯科はおすすめできません。
具体的には、予防措置や子どもに虫歯予防の方法を指導している小児歯科が理想であり、
このような小児歯科で治療を受ければ、医師が歯並びなどの問題にもいち早く気づいてくれるでしょう。
フッ素塗布やシーラントなど、予防治療にも対応した小児歯科を選んでください。
これは小児歯科に限らず、大人でも歯科医院選びの大切なポイントになるでしょう。
医師やスタッフの対応が悪ければ、いくら医師の腕が良くても通院したいとは思わないでしょうし、
そもそも子どもは歯科医院を怖がっているため、対応が悪い医師だとより恐怖感が増してしまいます。
一方、医師やスタッフがいつも笑顔で温かい対応をしてくれれば、
子どももそこまで嫌な気分にならないので、親も助かります。
医師の腕だけに注目するのではなく、対応・雰囲気にも注目するようにしてください。
いかがでしたか?
最後に、小児歯科の選び方についてまとめます。
1. 医師の中に専門医がいる :小児歯科専門医なら、小児歯科の治療技術・経験において確実に長けている
2. 院内の内装が子ども好みになっている :子どもが通院を嫌わないための大切な要素になる
3. 説明が分かりやすい :専門用語ばかり使う医師だと、腕が良くても親が不安になってしまう
4. 予防治療に力を入れている :子どもの虫歯は治すこと以上に予防することが大切
5. 医師・スタッフの対応 :医師やスタッフの対応が悪ければ、子どもが一層歯科医院を怖く感じてしまう
これら5つのことから、小児歯科の選び方について分かります。
これらのポイントを押さえておけば、小児歯科選びを間違えることはまずありません。
ちなみに、小児歯科は小さな子どもが通院する歯科医院のイメージがありますが、
成長期の子どもなら対応できるため、小学生はもちろん中学生でも受診可能です。