東京都町田市の歯医者さん、タカムラ歯科医院です。
今回のテーマは「歯周病治療について」です。
歯科医院には診療科目があり、治療時は症状に対応した診療科目を受診します。
例えば、ホワイトニングを希望するのであれば審美歯科を受診するように、
一つの歯科医院で全ての治療に対応できるわけではありません。
では、歯周病の治療を希望する場合はどの診療科目を受診すれば良いのでしょうか。
まず歯周病について解説すると、歯周病とは歯の骨の病気です。
原因菌によって歯周病が発症すると歯肉が炎症を起こし、歯肉が腫れて変色します。
さらに進行すると歯槽骨を溶かしてしまい、やがて歯が抜け落ちてしまうのです。
これは歯槽骨が歯を支える役割を担っているのが理由であり、
歯槽骨が溶かされることで歯は支えを失い、不安定な状態になるため抜け落ちてしまいます。
歯周病の進行度は3段階に分けられていて、それぞれ歯肉炎・歯周炎・歯槽膿漏とも呼ばれます。
歯周病が発症した場合、その治療は基本的に一般歯科で対応可能です。
「基本的に」と前置きしたのは、症状によっては一般歯科で対応できない可能性もあり、
例えば歯周病が進行して重症化しているケースなどが挙げられます。
歯周病治療の基本はプラークコントロールと歯石の除去になりますが、
歯周病の進行度によっては歯周ポケットの清掃が困難になってしまいます。
その場合歯肉の切開が必要になり、一般歯科ではこのような大きな治療は対応できないこともあるのです。
歯周病治療に対応した歯科医院を探す方法は、特に難しくありません。
最寄りの歯科医院で探すなら、直接連絡すればその時点で確認できますし、
それ以外の方法では歯科医院のWEBサイトを閲覧して探しても良いですね。
例え一般歯科でも歯周病治療に対応していればそのことが記載されているでしょうし、
歯周病治療を得意とするなら院長のコメントで確認できるでしょう。
いずれにしても、歯周病治療に対応した歯科医院は簡単に探すことができます。
歯周病治療に対応した歯科医院を探すのは簡単ですが、
歯周病治療において腕の良い医師を探すのは少々難しく思えるかもしれません。
そこでお伝えすると、確実なのは日本歯周病学会の専門医の資格を持つ医師を探すことです。
これは日本歯周病学会のWEBサイトを利用すると簡単で、
専門医、もしくは認定医の在籍する歯科医院を都道府県別に検索できます。
特に、大きな治療が必要になる場合は専門医や認定医による治療を受けるのが望ましいでしょう。
歯周病は虫歯に比べて重症化しやすく、これは歯周病の自覚症状が理由になっています。
虫歯の場合、「痛み」という明確かつ分かりやすい自覚症状があるため虫歯の発症を自覚できますが、
歯周病の場合は虫歯のような目立つ自覚症状がなく、実際に「静かなる病気」とも呼ばれるほどです。
痛みを感じないことで健康だと誤解してしまい、発症に気づかないことで進行を許してしまうのです。
そんな歯周病を早期発見するには定期的な検診を受診することで、
定期検診を受診すれば医師が口の中の健康状態を確認するため、歯周病の発症に簡単に気づけます。
歯周病は治療することはもちろん大切ですが、それ以上に大切なのは予防することです。
そこで歯周病の予防方法をお伝えすると、まず基本は毎日の歯磨きになります。
また、身体の免疫力を高めることも効果的で、疲労・ストレスの蓄積に注意してください。
これは歯周病が細菌による感染症であるためで、感染を防ぐには免疫力向上が必要であり、
その点だけで考えれば風邪の予防と同じような解釈をしても良いでしょう。
また、上記でお伝えした定期検診は歯周病の早期発見だけでなく、予防においても効果的です。
いかがでしたか?
最後に、歯周病治療についてまとめます。
1. 歯周病とは:歯の骨の病気。進行すると歯を支える歯槽骨を溶かし、歯が抜け落ちてしまう
2. 基本的には一般歯科で対応可能:歯肉の切開など大きな治療になると対応できない可能性もある
3. 歯周病治療に対応した歯科医院の探し方:直接連絡する、歯科医院のWEBサイトで確認する
4. 腕の良い医師の探し方:日本歯周病学会の専門医なら腕の良さは確実だと言える
5. 歯周病を早期発見するには:発症を自覚するのは難しいため、定期検診を受けると良い
6. 歯周病の予防方法:毎日の歯磨き、身体の免疫力向上、定期検診の受診
これら6つのことから、歯周病治療について分かります。
歯周病の治療は一般歯科で対応可能ですが、治療内容によっては対応できないことも考えられます。
そこで、確実な方法として歯科医院に直接連絡して確認する、
もしくは歯科医院のWEBサイトを閲覧して対応した歯科医院を探す方法があります。
また、日本歯周病学会の専門医なら歯周病治療において高い経験と技術を持っているでしょう。